暑い夏の味方として、アウトドアで活躍する2つの製品「AO Colers 12 PACK」と「LOGOS 倍速凍結氷点下パック」をご紹介しまいた。
今回は、実際に保冷力について強みをもつ2製品を使って、2023年8月25日(金)晴天下で、AO Coolers 12 PACKにLOGOSの倍速凍結氷点下パックを入れた状態で、500mlの凍らせたポカリスエットと、常温のポカリスエットの2本を入れると、どうなるのかについて実験してみました。時系列に沿って、その実験の様子をレビューしていこうと思います!
まだ続く暑い夏のお供として役立つのか、気になっている方必見です!
気温32°の炎天下の中、10時半時点の気象情報
実験を始める前に、iPhoneの標準アプリ「天気.app」で時刻と気温を確認します。時刻は10時39分、気温は32°で、この日の天気予報はほぼ晴れながらも、最高気温34°で最低26°が予測されています。この時点で15時台までは晴天ということを確認できたので、実験を開始します。
念の為、終日の気象状況を確認しましたが、16時台まで晴れ模様で、右側の体感おんどは最高39°近辺まで上昇するようです。
実験に使うのは凍ったポカリスエットと普通に冷やしていたポカリスエットの2本
実験に使用するのは、凍ったポカリスエットと普通に冷やしていたポカリスエットの2本で、光で分かりづらいのですが、上が凍った状態で、下に持っているが常温のポカリスエットです。外に持ち出した寸前から凍っているポカリスエットの方には少し霜が付いているのが確認できます。
そして、LOGOSの倍速凍結氷点下パックXLサイズとMサイズの2枚を使います。底面にXLサイズを敷き、ペットボトルに入ったポカリスエット2本を入れた後にMサイズで被せるようにして置いて実験する事にします。
奥側が凍った状態のポカリスエットで、手前が常温のポカリスエットです。この2本のペットボトルの上にMサイズの倍速凍結氷点下パックを重ねる様にして置いておきます。
直射日光が当たる所にAO Coolersを置いて11時に実験スタート!
開始時刻は11時、ベランダで実験をしているため、日陰になる部分がありますが、反対側はガンガンに日光が当たっている状態です。また、クーラーの室外機も近くにあるのですが、この日は実験のためクラーを使わないで扇風機で過ごします。
ちなみに、AO Coolersはボックスタイプで極力隙間のないようにしました。ペットボトル2本だと、空気の層となる部分が余裕で余ってしまうのですが、トートバックタイプにするよりも空気の体積に比べると小さくなるので、この状態で進めます。
AO Coolersは開閉口はファスナーで開け閉めできるのですが、防水ファスナーのような使用ではないため、もしかすると、ここから冷気が少しずつ盛れるかもしれません。
AO Coolersが直射日光で当たっている上部を非接触体温計で測定すると、48.4℃と表示されました。また日陰になっている手前側面を測定すると33.3℃と、15.1℃の開きがあります。
念の為それぞれ3回計測しましたが、大きく変化がなかったので、参考値として掲載しておきます。
非接触体温計を温度計モードにして計測しています。
測定回数 | 計測温度 |
---|---|
1回目 | 48.4℃ |
2回目 | 48.5℃ |
3回目 | 48.3℃ |
直射日光で当たっている上部は、11時の時点で、平均値48.40℃です。
測定回数 | 計測温度 |
---|---|
1回目 | 33.2℃ |
2回目 | 33.3℃ |
3回目 | 33.3℃ |
日陰になっている部分は、同じく11時の時点で、平均値33.26℃でした。
最も気温が高い14時の気象状況に付いて確認
この日、最高気温になる14時になりました。午前中は「ほぼ晴れ」と表示されていたのですが、正午あたりから「晴れ」と変わっていて、実際に陰りはなかったので、AO Coolersへは常に直射日光が当たり続けている状況です。
気象状況、体感温度共に最高に達しています。実験のためにクーラーを消していますが、流石にこの気温となると扇風機の風量を上げて過ごさないと熱中症になってしまいそうです。水分補給をしながら経過観察を続けます。
常温のポカリスエットが冷蔵庫に入れていたかのように冷えている
最も暑い14時のAO Coolers内温度について確認してみましたが、温度計モードだと0.0~100.0℃の間でしか計測ができないため、0.0℃以下ということでLo(LOW)という表示で計測できませんでした。
約3時間の間、AO Coolersの中に入れていたポカリスエット2本を取り出してみました。常温で入れたポカリスエットは、冷蔵庫の中に入れて冷やした様に冷えており、取り出してすぐに結露し始めました。一晩凍らせておいたポカリスエットは、グッと握っても凹むことなく、蓋を開けても2・3滴程しか出てきませんでした。
倍速凍結氷点下パックの状況も確認してみます。どちらも氷結時に付いた小さな白い霜の塊は存続しています。ただし、手前のMサイズについては一部溶け始めているのか、中の液体の色が氷結前の色に戻りつつあるので、熱がAO Coolers内で上部に集中しているのだと思われます。
14時に2回目として測定した結果がこちら。AO Coolersに直射日光として当たっている上部は53.8℃まで上昇。日陰となっている部分は35.0℃を示しています。特に直射日光が当たっている部分については、1回目の測定に比べて、気温は2℃の上昇であるのに対して、表面温度が4.9℃も上昇していました。AO Coolersのカラーがブラックであることが起因している可能性があります。
測定回数 | 計測温度 |
---|---|
1回目 | 53.8℃ |
2回目 | 53.8℃ |
3回目 | 53.7℃ |
14時に直射日光で当たっている上部を測定した平均値は53.76℃です。
測定回数 | 計測温度 |
---|---|
1回目 | 34.9℃ |
2回目 | 35.0℃ |
3回目 | 35.0℃ |
こちらも14時に日陰になっている部分を計測した平均値が34.96℃と、10時に計測した結果より1.6℃程度の上昇がありました。
約6時間半経過した時点の気象情報
14時に確認した通り、晴れの状況が続いており、気温はピークアウトして初回計測時よりも1℃下がった31℃になりました。とは言え、直射日光が当たり続けているため、体感的にも辛い日差しが続いている状況には変わりありません。
気象状況や体感温度も同様に、初回測定時の気温や温度よりも下がっているので、約6時間半経過したこともあり倍速凍結氷点下パックが-10℃を維持する6時間を超えたので、実験を終了しようと思います。
常温で入れたポカリスエットは凍結まで至らなかったが冷蔵庫並みに冷えた
17時半時点で取り出したポカリスエット2本の様子がこちら。左側が事前に凍らしておいた方で、右側が常温で入れたポカリスエットです。
見比べても分かるように、どちらも冷えていますが、右側の常温で入れたポカリスエットについては、倍速凍結氷点下パックで挟んでいたものの、凍ることはなかったです。恐らく、上部に被せるように置いた倍速凍結氷点下パックのサイズが小さかった事や、AO Coolers内に余分な空間があったこと、ポカリスエット自体の成分で凍りにくかったり、ペットボトル容器など、様々な要因があると思われます。
ただ、凍ることはなかったものの、結露して水滴が付いている通り、約6時間半ずっと冷やし続けていてくれていた事には間違いありません。
左側が凍らしておいたポカリスエットからコップに注いだ結果で、右側が常温から冷えたポカリスエットをコップに注いだものです。凍らしておいた方は少し溶けており、コップに注げた量は、わずか82gでした。この結果だけでも冷却力による維持がAO Coolers内でできていたことが示せていると思います。
倍速凍結氷点下パックについては、右側のMサイズは完全に溶けてしまっている様子でした。まだ冷たい状態ですが、倍速凍結氷点下パックの外観レビューをした通り、0℃に近い状態なんだと思います
非接触体温計ではLOWで計測できませんでした。
Lサイズに至っては、一部溶けているように見受けられましたが、まだ霜も残っています。冷気は下に落ちるので、その分、持続している可能性も考えられます。
【結論】炎天下でも冷蔵庫を気軽に持ち出せるほどの冷却力があることが実証された
実験自体、1度のみですが、夏場で30℃を超える炎天下でも、常温で入れたペットボトルのポカリスエットを冷やすことができました。また、凍らしておいたポカリスエットに関しては、あまり溶けるなくそのままの状態を維持していたので、場合によっては、短時間の使用を想定しているのであれば、完全に凍らせるよりも、AO Coolersに入れる数時間前に半凍結の状態で持ち出した方が、キンキンに冷えた状態を飲める状態にすることができるかもしれません。
この辺り、利用する場面や使用時間などによって、変わってくる点だと思いますが、今回の実験が参考になれば幸いです!