前回、SPIDER LIGHT HOLSTER BOX SETについて外観フォトレビューをしましたが、その際にNikon Z7iiへ装着する旨を予告していました。今回は、実際にSPIDER LIGHT PLATEとPeakDesignのアルカスイス互換プレートを装着してみたので、その様子をレビューしようと思います。
SPIDER LIGHT PLATEをNikon Z7iiにマウントしてみた
早速ですが、こちらがPeak Designのキャプチャーに付属していたスタンダードプレートを装着したNikon Z7iiです。
スタンダードプレートにはアンカーを取り付けていて、以前紹介した「Peak Designのカメラ用クラッチ「CL-3」」を取り付けています。この状態だと、SPIDER LIGHT PLATEを装着することができないため、一旦取り外すことにします。
取り外した底面にSPIDER LIGHT HOLSTER BOX SETに付属していたSPIDER LIGHT PLATEを装着します。
ここで思わぬ事が発覚!Peak Designのスタンダードプレートを取り外す際に使った六角レンチだと、SPIDER LIGHT PLATEを装着できませんでした。どうやら、付属の六角レンチのサイズが必須のようで、調べてみるとミリとインチで若干異なるようです。
今回は、付属としてインチの六角レンチがあったため、取り付けに問題はなかったのですが、家具など購入した際に付いてくる六角レンチは大体ミリサイズなので、インチサイズの六角レンチの方が珍しいと思います。こればっかりは、同じものがあるかたと捨てる事は出来なさそうです。
装着完了したのがこちら。ここに先程取り外したPeak Designのスタンダードプレートを装着したいのですが、その前にSPIDER LIGHT PLATE単体で気になっている読者も居ると思うので、使用感を見ていきます。
まずは、バッテリーが入っているグリップ部分ですが、問題なくアクセスする事ができます。ほとんどのミラーラスカメラの場合、縦に下から差し込む事が多いため、このように干渉しない設計になっている様です。なお、コンデジなどの場合は、プレートが干渉する可能性があるため、その際はSPIDER LIGHT PLATEの内側にあるプレートの向きを変えるなどして、干渉しないように装着できるようになっているそうです。
この状態で、カメラを起こしてみました。当然ながらボールヘッドがある部分が邪魔をして傾きます。保管する際は、後ろに倒して寝かせるか、突起の高さに合わせて置くためのスタンドを準備するなどしてあげた方が良さそうです。レンズを付けていれば、グリップを上にして横向きで置くことができるので、置き方は工夫次第だと思います。
SPIDER LIGHT PLATEはアルカスイス互換のプレートです。Leofotoのクランプにもマウントする事ができました。Peak Designのスタンダードプレートの場合だと、プレート自体が四角形なので前後左右から挟み込む事ができるのですが、SPIDER LIGHT PLATEは前後からのみ挟み込む形です。場合によては、パン棒があるような自由雲台を使用する場合、パン棒は撮影者の手前に来るのでがベストポジションですが、横になってしまったりして使い勝手が悪くなる可能性があります。
パン棒が横になってしまう可能性のある一例として、Ulanziの自由雲台があります。小型のカメラ雲台で使い勝手が良い製品ですが、SPIDER LIGHT PLATEをそのままマウントすると、パン棒が横に伸びる格好になってしまいます。この様なケースを避けるには、Peak Designのスタンダードプレートなどを付けてあげた方が良さそうです。
ここで、元々付けていたPeak Designのスタンダードプレートを、SPIDER LIGHT PLATEにマウントします。この様にプレート重ねる事は避けたいのですが、写真と動画の両方で撮影をする私にとっては、最小限の構成だと思っています。
ちなみに、筆者であるtoiroは、以前にも「カメラの三脚ネジ穴にダブル付けしたプレートをスマート化!不安定だった平置きも改善」というタイトルで記事にしたことがあります。今回は、明らかにスマートどころか、厚みが出るので逆の事をしています。
Peak Designのスタンダードプレートをマウントしたことで少し高さが出ました。バランスは依然として悪いですが、傾き具合は少しなので、この状態で柔らかいクッション性のある場所に置くのであれば、水平を保てそうです。
SPIDER LIGHT HOLSTERへの着脱時にPeak Designのスタンダードプレートが干渉する心配もない距離感でマウントできているため、付けたままでも問題なさそうです。
当然ながら、前後左右で挟み込む事ができるため、先程のクランプでも向きを選びません。これなら、パン棒があるビデオ雲台でも、パン棒が手前に来るように装着できます。
また、Peak Designと言えばキャプチャーですが、Peak DesignのキャプチャーはPeak Designのスタンダードプレートでないと装着できない様な構造になっています。プレートをダブル付けした状態でも、キャプチャーに干渉する事なく着脱することができました。SPIDER LIGHT HOLSTERを使用しつつ、Peak Designのキャプチャーも両方が使えるため、バックにキャプチャーを備え付けしていれば、どんな規格にも対応できて便利です。
キャプチャーのロック機構が少し飛び出ている関係で、プレートの形状も特殊形状をしています。
まとめ
いかがだったでしょうか。ミラーレスカメラにPeak Designのキャプチャーも併用できるようにSPIDER LIGHT PLATEを装着して、実際に干渉しないかなどを確認しながらレビューしました。
速写も求めるし、アルカスイス互換の汎用性も活かしながら、これまで使っていたPeak Designのキャプチャーやクランプも装着できるので、私にとってはベストチョイスだと思っています。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。是非参考にして、ベストな構成を模索してみてください。ではまた!