Blackmagic Video Assist 7 12Gは、画面サイズが7インチで重量は850gもあります。この分厚くて大きめの外部モニターを以前、PeakDesginのUNIVERSAL ADAPTERを使って三脚に固定することを試みましたが、不安定な上に、角度調整もできないため、モニターに映し出された映像を確認するにも不便を感じていたため使わなくなってしましました。
そこで、Manfrottoのフリクションアームを新たに入手したので、Manfrottoのフリクションアームを使ってBlackmagic Video Assist 7 12Gを固定してみたので、その一連をレビューしようと思います!
高い耐荷重と堅牢性を兼ね備えたManfrottoの「フリクションアーム 24cm長 1/4両サイド」
こちらがManfrottoのフリクションアーム 24cm長 1/4両サイドです。素材はアルミニウム製で、重量は440gと小型のフリクションアームながらも、堅牢な作りでガッチリしているため重量もあります。
アームの中央にはMade in Italyとプリントされており、類似品でアームの直径が15cmの製品もあるのですが、今回は24cmのフリクションアームにしました。
両サイドの先端には、1/4のオスネジになっており、このオスネジ部分を3/8のオスネジが1つ付属されているので、付け替えることができます。
先端の回転軸はボールヘッドになっており、一部にスリッドが入っているため、90°に折り曲げることができます。また、スリッドが入っているパーツ自体が360°回転するため、実質的に半球の範囲で可動域がサポートされており機材を固定する事ができるようになっています。
ちなみに、オスネジを付け替える場合は、プラスドライバーで固定部を緩めて付け替えるだけなので、簡単に取り替えることができます。
Manfrottoのフリクションアームにはレバーが1つだけ中央に設けられているのですが、こちらのレバーを回すことで、両サイドおよび中央のアームの角度を一度に固定する事ができます。公式サイトでは「人間工学に基づいて設計されたハンドルで、高い力学的回転力を発揮。」と記されている通り、レバーの部分は摘んで回転させた上で、親指全体を使って軽い力でもしっかりと締める事ができます。
三脚にフリクションアームを固定するなら回転防止対策は必然
ManfrottoのMT190CXPRO3に装着するには3/8のオスネジで固定します。この場合、単にねじ込むだけなので、仮にフリクションアーム全体がレバーとなり、動いてしまうと、三脚との接合部分が緩んでしまう恐れがあるため、Manfrottoの製品は別売りにはなりますが、爪で動かなくするための「244アーム用 3/8オスネジ回転防止タイプ 取付レンチ付」が用意されています。
左側を3/8オスネジ回転防止タイプに付け替えたのがこちら。3/8オスネジの両サイドに回転防止のための爪があるのが確認できると思います。
再度、ManfrottoのMT190CXPRO3に装着した様子がこちら。爪がしっかりと三脚のネジ穴上下にあった溝に爪が引っかかって、回転しないようになりました。アームごと回転してしまったとしても、2つの爪が支えてくれるので、回転する心配はありません。
より安全な取り扱いをするならゴムワッシャを挟んだ方が良い
Blackmagic Video Assist 7 12Gを取り付ける部分は1/4のオスネジで、フレームアームをガッチリと固定する前に取り付けておきました。ネジ穴付近に、滑り止めのゴムなどがないため、薄いゴムワッシャーを挟むなどしての工夫しても良いかもしれません。
正規品だからこその細かな作り込みによる安心感は他では代用できない
っとこのような感じで、三脚から横に伸びる格好で、Blackmagic Video Assist 7 12Gをガッチリと固定する事ができました。これであれば、以前試みたPeakDesginのUNIVERSAL ADAPTERを使って三脚に固定したような不安定な状態で角度調整をする事ができなかったストレスから解放されます。
重量だけあるものの、安心には変えられないので、これからはこのスタイルでの運用でいこうと思います。これから映像制作等、始められる方にとっての内容ですので、参考になれば幸いです。