表地と裏地を重ねるだけで、ピッタリと生地同士がくっつき合う不思議なクロスとして、Nikonのロゴが入った「ニコンオリジナルイージーラッパー」を入手したので、レビューしようと思います。
今回、NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sを購入した際におまけとして頂戴しましたが、個別にZシリーズ用として、Zのカッコいいロゴが入ったニコンオリジナルラッパーLサイズの防滴タイプが一般販売されています。
仕様は同じようなので、検討されている方や気になる方は是非参考にしてみてください!
記事で紹介しながらも、個人的にはオススメはできないので、その辺りの理由についても参考になれば幸いです!
生地がくっつき合う不思議なクロス「ニコンオリジナルイージーラッパー」
こちらが、ニコンオリジナルのイーシーラッパーです。サイズはLサイズで、防滴仕様ということですが、パッケージにも記載がある通り、表地と裏地を重ねることで、ピッタリとくっつく不思議なクロスということみたいです。
Nikonのレンズを購入すると、必ずレンズ用のレンズケースが付属しているため、この手のレンズやカメラ本体のボディーを守るためのイージーラッパーは持っていなかったこともあり、どのように使えるか楽しみです。
中身を取り出して広げてみました。サイズは正方形で縦横の幅が470mmで縁には黄色のラインでデザインされており、ロゴはNikonと白字でプリントされています。
ロゴ部分は摩擦によって剥がれる可能性があるそうです。
表地と裏地を重ね合わせることでピッタリとくっついて繰り返し使える
厚手の手拭きよりかは薄く、クロス自体は柔らかいです。引っ張っても伸びない強い作りで、触り心地は好き嫌いがあるかと思いますが、指紋がクロスに少し引っ掛かる感じがしました。
表地のNikonのプリントされた黒い面と、グレーの裏地を重ね合わせる事で、重なった部分全体が繊維同士が絡み合っているのか、ピッタリとくっつく仕様で、同じ面同士だとくっつかないので、風呂敷のように包み込むのが前提のようです。
面でくっついているからこそしっかりと包んで守ってくれる
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sのレンズを装着したNikon Z7iiを包んでみることにしました。まずはニコンオリジナルイージーラッパーの中央に包みたいモノを置いて、四隅を中央に寄せるように被せながら包んでいきます。
レンズとボディを包み込むことができました。レンズを装着した状態のカメラだと、歪な形になってしまうため、ギフトのような箱を包み込むように綺麗な形で包み込むのには無理がありますが、生地自体がしっかりしているため、四隅から反対方向へ引っ張りながら生地を重ね合わせる事で、中身が動かないように包み込むことができました。
ふんわりと包み込みたい場合は、折りたたむだけで良いと思いますが、中に無駄なスペースが生まれるため、持ち上げる際などはずれ落ちたりしないようにするなど注意が必要になると思います。そのため、可能な限り動かないように包み込む方が良さそうです。
簡単にくっついたり、剥がしたりできるのに、多少の負荷でも守れる
どの程度の強さでくっつき合っているかについてですが、先程のNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sのレンズを装着したNikon Z7iiが入った状態で、持ち上げたとしても、剥がれ落ちる心配はありませんでした。正しい使い方ではないものの、不意にサッと持ち上げた時に捲れたとしても、しっかりと保護してくれそうです。
くっつき具合についてですが、マジックテープのようにビリビリと剥がすような強度ではなく、ザザザーと剥がせる感じです。
言葉や文字にすることが難しい!
拡大するとお分かり頂けるかと思いますが、細い繊維が絡み合ってくっついているため、面全体が合わさると、そこそこの強度になるということのようです。
マジックテープの場合、繰り返して使用していると、次第にくっつかなくなりますが、イージーラッパーの場合は、現段階で不明です。
素材ポリエステル100%はカメラを保護する製品としてデメリットの要素が気になる
イージーラッパーの素材はポリエステル100%でできているようで、ポリエステルの特性について調べてみました。
っと、いかがでしょうか?私個人的にですが、メリットよりもデメリットの「静電気が起きやすい」「ゴミや汚れがつきやすい」が気になってしまいます。
カメラの大敵と言えば、ホコリやチリなどのゴミによるカビの発生や、静電気による故障や撮影データの消失ですが、その可能性を引き起こす起因になりかねないと感じてしまいました。
静電気については、イージーラッパーが中身を守りながらも通電しないように放電する作用があるのであれば良いのですが、そもそも静電気が起こりやすい事に対して抵抗があります。
この辺り、素材の特性上とは言え、推奨できる環境と言えるか疑問に感じました。
傷や汚れから守る事が目的であれば、素材にも目を向けた方が良い
いかがだったでしょうか。NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sを購入した際におまけとし入手したニコンオリジナルイージーラッパーについてレビューしました。
Zシリーズ用としてもニコンオリジナルラッパーLサイズの防滴タイプが一般販売されているようですが、素材にフォカスを当てると、意外な事実として、カメラを保護するには、あまり適さない素材であることが分かりました。静電気防止用のスプレーなどを吹き付けたりしたりするのもあるかと思いますが、色落ちの心配があったりと、必ずしも有効とは限りません。
単に傷や汚れを守るのであれば、専用のバックに入れるなどして取り出しやすさや、持ち出しやすさなども考慮したケースやバックを選んだ方が得策だと思います。
今回の記事が参考になれば幸いです!
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