WordPressでWEBサイトを制作するにあたり、Elementorと呼ばれるWordPressのプラグインをインストールすることで、ビジュアル的にノーコードで簡単にWEBサイトが制作できてしまいます。
そんなElementorが更に進化して、Elementorの編集画面内でAIを活用した画像の生成や訴求タイトルに加え、記事やCSSでのレイアウトやJavaScriptなどのコードもテキストで指示するだけという、近年のAI技術をふんだんに取り入れた仕様になっています。
どのような機能が新たに追加されているのか確認しながら一緒に見ていきましょう。
P R
戦略立案から
WEBサイト構築・運営
までワンストップ対応
- Elementor Proを使ったWEBサイト制作案件が得意
- Crocoblock等の海外拡張プラグインにも臨機に対応
- SEOやWEB戦略全体の施策について実績あり
Contact:info@rad-labo.com
サービス概要はこちら:RAD
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Elementor | Build & Host Your WordPress Website
WordPress Hosting Plans: Our hosting is fast, secure, and scalable, so your WordPress website can gr ...
trk.elementor.com
Elementor AIでできることは画像やテキストの生成に加え、カスタムコードまでも対応!
公式サイトに掲載された一部を抜粋して概要で紹介されていました。AIらしいテキストの生成やオリジナル画像の生成、元ある画像から要望に応じた画像の変更や生成に加え、カスタムHTML、CSSなどのコードを自動生成できるようになっている模様。
その他、翻訳やスペルチェックなどのワードやGoogle翻訳などにあるような機能も既存で備わっており、WEB制作において複数のツールを使いこなすのではなく、単体で完結してしまうようなアップデートになっています。
Elementor AIで自動生成するための指示は日本語でもOK!
Elementor AIの機能を使って画像やテキストなどの文章に加え、カスタムコードで実現したいことを細かく指示する必要があります。そのため、意図通りに生成させるためには、使い慣れた言語で指示を出したいのは当然ではないでしょうか。
Elementor AIでは、以下の言語であればプロンプトとしてAIに対して指示することができます。
アラビア語、中国語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、英語、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、ギリシャ語、ヘブライ語、ハンガリー語、インドネシア語、イタリア語、日本語、ハングル、ペルシャ語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、スウェーデン語、タイ語、トルコ語、ベトナム語
また、プロンプトするにあたって、日本語であっても、AIに対してどの程度の詳細を指示する必要があるのか、使い慣れないと難しい事もあったりしますが、プロンプトする内容に対してもAIを活用して、指示内容を詳細かつ明確化することが可能。
困った時は、とりあえずElementor AIを活用すれば、解決への糸口を掴むサポートもしてくれそうです。
beta版である今は完全無料!気になる料金設定は年間クレジット制になる予定
現在、AIイメージを使うのにElementor 3.14をインストールする必要がありますが、Elementor AIの機能はbeta版として提供されているため、無償で利用することができるようになっています。
将来的には、年間クレジットとして2つのプランが用意される見込みのようで、文章や画像、コードの生成をAIサポートすることのできる「AIスターター」と「AIパワー」があるようです。
AIスターターは18,000クレジット/年、AIパワーは50,000クレジット/年で利用できるようになり、入力するプロンプトの組み合わせにより、年間クレジットから消費するとのこと。
AIスターターは年間35.88USD/yearであるため、1クレジットあたり約0.00199USD/1 creditsと、日本円に換算しても約0.27円/1 credits(レート:1USD/140円)とリーズナブルな価格設定です。
AIパワーの場合は99USD/yearとのことなので、1クレジットあたり約0.00198USD/1 creditsとなり、AIスターターとほとんど変わりありません。また、年間プランのみで月額プランはなく、年間プランによる値引きや途中解約をしたとしても返金は行われない模様。
タイプ | 利用クレジット |
---|---|
テキストプロンプト | 1クレジット |
コードプロンプト | 1クレジット |
画像プロンプト | 33クレジット |
AIスターターの場合、年間最大18,000個のテキストや18,000 個のコード スニペットが生成できます。画像をリクエストした場合は540個をロイヤリティフリーとして生成可能です。
複数のWEBサイト制作や、Elementorに備わっていないウィジェットをHTMLやCSS、JavaScriptなどで生成するといった使い方をしない限り、クレジットを使い切ることはほとんどないのではないでしょうか。
また、Elementor AIの性能や特徴を掴んでプロンプトしないと、無意味にクレジットを消費することに直結するため、特徴などを掴むために、初動時はクレジットの消費が激しくなることも想定されます。
現在、beta版として、有料化されるであろう機能のすべてが無償で利用できるようになっているため、試してみたい方は、完全有料化になる前にインストールして利用する価値はありそうです。
これからはAIを活用しながらWEB制作を加速化
Elementor AIについて、画像やテキスト生成だけでなく、HTMLやCSS、JavaScriptなどのカスタムコードまでもを自動生成する協力なサポート機能が新たに追加されたことをご紹介しました。
一般的にWEB制作において、グラフィックデザイナーやUI/UX、テキストなどを考察する者など、役割別に多くの方と関わりながら制作を進めますが、Elementorであれば、AIを活用してスマートに仕上げることができてしまいます。
部分的にAIを活用した調整を行う仕様であるため、全体イメージをプロンプトして制作するわけではないため、全体像はテンプレートなどを活用すれば、更に制作工程を省略かしながらもオリジナリティのあるWEBサイト制作を作ることができるため、今後のElementorのアップデートに期待したいところです。
AIにに頼らず、完全オリジナルでWEB制作するにもElementor ProやCrocoblockなどの拡張プラグインをインストールすることもできるため、機能の一部として活用できるという事を知るきっかけになれば幸いです。