写真の現像や動画編集など、パソコンを使ったクリエイティブな作業をするのに役立つのが、bluetooth左手デバイスとしてTourBox Eliteが展開されています。
TourBox Eliteは複数のボタンやダイヤルなどで構成されており、複数のアプリケーションを事前にプリセットとしてよく使うショートカットキーやコマンドを割り当てることできるようになっています。その他、マクロを組んで一括で複数の処理を行ったりすることができるため、これまでマウス操作やショートカットキーで同時押しが必要な手間を省略することができ、作業効率を上げることができるとあって人気を集めています。
そんなTourBox Eliteを今更ながら入手したので、開封レビューをしながらTourBox Eliteの特徴についてレビューしようと思います。
今回紹介する左手デバイス
TourBox Elite
ダブルクリックや各々のボタンとの組み合わせで50以上のコマンド入力を可能に!ショートカットの設定も可能な左手デバイス
TourBoxの主な特徴
- ボタンの組み合わせで50以上のコマンド入力に対応
- ワイヤレスで遅延のない操作感
- クリックやダイヤルに振動機能があり感覚での操作が可能
- 動画編集、イラスト、写真現像などツール毎にプリセットが設定できる
ショートカットキーがない操作については、Macで独自にショートカットキーを割り振ることができるので、合わせ技で利用できますよ!
TourBox Elite開封レビュー
こちらがTourBox Eliteの化粧箱です。第3世代目という事で、これまでのモデルより改良が多く加えられてTourBox Eliteを入手しました。
ちなみに、TourBoxにはPCと有線接続するTourBox Neoと無線接続ができるようになったTourBox Eliteの2種類があります。
改良ポイントの1つとして、デュアルBluetooth LE 5.0による無線接続に対応したという点です。Bluetooth LE 5.0と言えば、2016年に発表された技術ではあるものの、「LE(Low Energy)」と示す通り、ボタン電池であったとしても何年も使うことのできる程の超低電力で、データ通信速度や通信範囲、通信容量が大幅にアップしたバージョンです。
その後、目立ったパージョンアップがなされていないため、現時点で既に優れた通信技術に達してものと思われます。
TourBox Elite本体の外観レビューと仕様について
TourBox Elite本体とマニュアル類が入っていました。カラーはアイボリーホワイト、クラシックブラック、トランスルーセントの3種類あり、指紋や黄ばみが目立ちにくいトランスルーセントを選択。
キーボードと同様に、編集をメインとし使用するデバイスであるため、常に左手を添えて使用する事を想定するとなると、やはり見た目もテンションが上がるボディの方が、ストレスなく捗るため、他のカラーに比べ、機能は同じではあるものの6,000円ほど高いトランスルーセントを購入しました。
TourBox Eliteのボタンは14個だけど組み合わせパターンによっては50種類以上!
TourBox Eliteには、ボタンが11個、ノブ、ダイヤル、スクロールがあり、それぞれの配列や形、サイズに加え、触感も異なる仕様となっており、使い慣れる事でノールックによる操作ができるとの事。
また、ノブやダイヤル、スクロールについては、これまでのTourBoxには無かった押し込みによるボタン機能が追加されており、全体で14個となっています。ボタン等の全体的な人間工学に基づいて設計されたデザインはそのままに、入力できるパターンが増えました。
各ボタンを1回だけでなく、ダブルクリックや複数ボタンの組み合わせなどによる操作もできるため、50種類以上ものコマンドを設定できる仕様です。
TourBox Eliteにはリニアモーター搭載で触感を頼りにした操作が可能
TourBox Eliteのノブやダイヤル、スクロールには振動する機構が備わっており、カリカリと操作する事ができます。
PCに、専用アプリケーションである「TourBox Console」をインストールして、設定する事で、振動する感触を得ながら操作する事が出来るのですが、電子的なリニアモーターで振動しているとの事で、電源を切った状態や、ソフトウエアによるコネクトをしていない場合は、カリカリとするような感触はなく、ノブやダイヤルなど軽い力で回せるだけです。
マウスのスクロールのように、物理的な感触ではない事や、一度のスクロールで、長時間回転し続けるような回転軸になっていないため、この点においては実際に触れてみないと分からなかった感触です。
TourBox Eliteだけの特徴
TourBox Eliteの裏面は、ゴム足が4箇所にあり、ガッチリと据え置いて操作できるようになっています。
Dual Bluetooth LE 5.0が採用されているため、最大2台を切り替えながら、接続することができ、電源スイッチは、マウスなどと同様に裏面にありました。これはTourBox Eliteのみの仕様で、TourBox Neoにはありません。
TourBox Eliteの電池カバーは簡単に取り外す事ができ、単3電池2本で動作します。内蔵バッテリー型ではないため、バッテリーの劣化によって、TourlBox本体を丸ごと買い替える必要がないため、長く愛用する事を前提として使い慣れて、操作をマスターするデバイスとしてはありがたい仕様です。
TourBox Eliteはコンパクトでありながらもズッシリとした重みで安定感抜群
TourBox Eliteの重量は、電池を除いた状態で376gもあります。
サイズ感からして、幅116、高さ101、厚み44mmの筐体からしては重ための重量ですが、中の構造を見ていると、あえて分厚い鉄板が仕込まれているので、安定性を重視しての設計だと思われます。
テーブルなど、安定した場所で片手操作に加え、サイドボタンや複数のボタンを組み合わせて同時押しなどができるため、ある程度の重みがあった方が、寧ろ良いと言う事もあり、重さについては納得です。
TourBox EliteはUSB Type-Cに対応!有線で安定した接続も可能
TourBox Eliteには、USB Type-Cの端子が備わっています。基本的にはBluetoothによる無線接続がメインになるかと思いますが、有線による接続も可能です。有線で接続した場合は、単3電池がなくても動作させることができるため、バッテリー残量を気にしながら使用したくない方は有線接続で使用することも可能です。
なお、有線で接続したい場合は、付属品としてUSB Type-Cのケーブルは付属していないため、別途準備する必要があります。
TourBox Eliteはクリエイターの手に馴染む左手デバイスとして優しい設計に仕上がっている
TourBox Eliteについて開封レビューから外観や仕様についてレビューしました。TourBox Eliteを使用する方の多くはクリエイティブな制作を中心とする方々が大半だと思います。そんなクリエイティブを日常とする方々は感覚を大切にしている部分でもあるため、TourBox Eliteのように、人間工学に基づいた設計やボタンのサイズや形、リニアモーターによる触感など、使い勝手を良くするための工夫が所狭しと詰め込まれたデバイスとして仕上がっている様に思います。
作業効率を格段に上げる事ができるbluetooth左手デバイスとして検討されている方で、まだ試した事がない方は手に取って試してみてください!ショートカットキーを物理的にボタンに割り振るだけじゃない機能が万歳なので、TourBox Eliteをフル活用するためのTourBox Consoleを、近日中に紹介できればと思います。
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